こんな方におすすめ
- 販売所と取引所の違いを知りたい
- bitFlyer(ビットフライヤー)での実際の違いがあるか知りたい
仮想通貨取引所には「取引所」と「販売所」の2つがあり、どちらでも仮想通貨を購入できます。
2つの違いについて、ビットフライヤーを例に解説していきます。
この記事でわかること
- 取引所と販売所では、取引相手・手数料・扱う仮想通貨の種類が違う
- 取引所と販売所にはそれぞれメリット・デメリットがある
取引所と販売所の違い
3つの違い
- 取引相手
- 手数料
- 取り扱う仮想通貨の種類
取引相手
「取引所」と「販売所」の一番の違いは取引相手です。
取引所では、取引相手は他のユーザーです。価格はユーザー間の需給によって決まります。
一方、販売所では、取引相手はビットフライヤーです。
ビットフライヤーが提示する価格でしか売買することができません。
手数料
手数料は、取引所より販売所のほうが高くなります。(取引所<販売所)
「ビットフライヤーでは販売手数料が無料と書いてあるのになぜ?」と思った方もいるかと思います。
その理由はスプレッドの差です。
手数料とスプレッドの違い
- 手数料 → 売買の際に取引額から支払うもの
- スプレッド → 買値と売値の差額のこと
イメージをお伝えすると、
取引所はユーザーに取引の場所を提供しているだけなので、それほど維持費がかかりません。
場所の利用料を安く設定しても運営できるわけです。
一方、販売所は一般的な店舗型販売所のように、サービスを提供するのに高い維持費が発生します。
そのため、仕入れた商品(仮想通貨)に高めの利益を上乗せして販売しているというわけです。
実際金額にしてどのくらい変わるか、ビットフライヤーの「販売所」と「取引所」を比べてみましょう。
取引所で1BTC購入する場合
取引所では約3,364円の取引手数料がかかります。
(1BTC=2,242,788円、取引手数料0.15%で計算した場合)

販売所で1BTC購入する場合
販売所では134,831円のスプレッドがかかります。(売値(2,179,741円)と買値(2,314,572円)との差)
左が売値で、右が買値です。(2023年1月8日時点)


取り扱う仮想通貨の種類
取引所 | 取扱銘柄数 |
---|---|
bitFlyer | 全18銘柄 ・販売所:18 ・取引所:5 |
Coincheck | 全19銘柄 ・販売所:17 ・取引所:6 |
GMOコイン | 全23銘柄 ・販売所:20 ・取引所:21 |
DMM bitcoin | 全24銘柄 ・販売所(現物):17 ・レバレッジ:24 ※取引所なし |
bitbank | 全22銘柄 ・販売所:20 ・取引所:22 |
取引所と販売所のメリット・デメリット
取引所のメリット
- 手数料が安い
- 注文方法が複数ある →「成行注文」と「指値注文」
取引所のデメリット
- 取引所で購入可能な仮想通貨が少ない
- 初心者には取引が難しい
販売所のメリット
- 取引時間が早い
- 取引方法が簡単で初心者にも使いやすい
販売所のデメリット
- 取引にかかる手数料(スプレッド)が高い
まとめ
この記事でわかること
- 取引所と販売所では、取引相手・手数料・扱う仮想通貨の種類が違う
- 取引所と販売所にはそれぞれメリット・デメリットがある
上手に使い分けて、コスト抑えながら利用しましょう。